自然療法を学び始めた理由
― 不調を抑えるだけの日々から、体の声を聴く生き方へ ―
はじめに
薬箱を開けると、 いくつもの薬が並んでいました。
肌の症状が出たときの塗り薬。 腰が痛むときの湿布。 眠れない夜のための頓服。
症状が出るたびに、 その薬を使い、 少し落ち着き、 そしてまた、 しばらくすると 同じ症状が戻ってくる。
その繰り返しの中で、 私はいつも、 薬に助けられている安心と、 「なぜ何度も、 ここに戻ってきてしまうのだろう」 という疑問を、 同時に抱えていました。
病院を否定したかったわけでは ありません。
むしろ、 何度も助けてもらってきました。
ただ、 診察室を出たあとの毎日を、 どう過ごせばいいのか。
その部分については、 誰も教えてくれませんでした。
食事、睡眠、入浴、冷え、 ストレスとの向き合い方。
生活そのものに、 少しずつ 目を向けるようになったのは、 そんな疑問がきっかけでした。
正直に言うと、 最初は「自然療法」という言葉に、 どこか曖昧で、 根拠の弱いものという 印象を持っていました。
それでも、 自分の体をもっと知りたいという思いが、 その警戒心を 少しずつ上回っていきました。
私はなぜ、 治す方法を探すことから、 体を学ぶことへ進んだのか。
ここから先で、 その過程をお伝えしていきたいと思います。
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