坐骨神経痛3年間の記録
― 10分しか歩けなかった私が、股関節に気づき、再び歩き始めるまで ―
はじめに
駅のホームに立っていたとき、 右脚の感覚が、ふっと消えました。
足が床についているのかどうかさえ、 はっきりとわからない。
「このまま倒れるのではないか」
そんな恐怖で、心臓が音を立てました。
電車に乗れるだろうか。 このまま家まで帰れるだろうか。
周りの人には、 私が普通に立っているようにしか 見えていなかったと思います。 けれど私の中では、 自分の脚が、 自分のものではないような感覚が 広がっていました。
それより前から、 歩き始めて10分ほど経つと、 脚に力が入りにくくなる という症状がありました。
最初は右脚だけでした。 けれど、時間が経つにつれて、 両脚に広がっていきました。
3年間、私はさまざまな方法を試しました。 けれど、これといった決定的な変化を 感じられないまま、 時間だけが過ぎていきました。
「このまま歩けなくなるのではないか」
そんな未来を、 何度も想像しました。
けれど、ある日、 私はずっと見続けていた「腰」ではなく、 「股関節」に目を向けることになりました。
なぜ、痛む腰ではなく、 股関節に目を向けることになったのか。
ここから先で、 3年間の記録として お伝えしていきたいと思います。
ここから先は有料部分です。