間違いだらけの健康常識④
間違いだらけの朝食|「朝はとりあえず食べればいい」は本当?体が喜ぶ朝の整え方とは
あなたの朝は、どんな朝ですか
朝はギリギリまで、布団の中。 目覚まし時計に急かされて、慌てて支度をする。
コーヒーだけ。 菓子パンだけ。 あるいは、何も食べずに家を出る。
そんな朝が、いつのまにか当たり前になっていませんか。
忙しいのだから、仕方がない。 そう思って、自分をなだめている方も多いでしょう。
その気持ちは、痛いほど分かります。 朝の数分は、それこそ宝物のように貴重ですものね。
でも、少しだけ考えてみてほしいのです。
一日の始まりをどう迎えるかで、その日一日の体調や気分が、変わることがあります。
朝食は、ただお腹を満たすためだけのものではありません。 それは、一日で最初に自分をいたわる、大切な時間なのです。
今日はその話を、やさしくお伝えしていきますね。
間違い① 「朝食は、食べれば何でもいい」
朝、とりあえずお腹に何か入れば安心。 そんなふうに思っていませんか。
菓子パンだけ。 甘い飲み物だけ。 栄養バランスを、あまり考えない朝食。
たしかに、空腹は満たされます。
でも、こうした食生活が続くと、体調管理の面で影響が出ることもあると言われています。
甘いものだけの朝は、血糖の波が大きくなりやすいとも言われます。 午前中に、なんだか眠くなったりだるくなったり。
「食べたのに、元気が出ない」。 そんな朝には、中身を少し見直すサインが隠れているのかもしれません。
間違い② 「忙しいから、朝食は抜く」
「朝は食欲がないから」。 「その分、昼と夜で食べるから」。
朝食を抜くこと自体が、必ず悪いわけではありません。 合う・合わないには、個人差があります。
ただ、朝の過ごし方や生活リズムが乱れると、体調に影響することもあります。
夜眠っている間、体は静かに休んでいます。 朝は、その体をやさしく目覚めさせる、切り替えの時間。
その大切な入り口を、いつも慌ただしく素通りしてしまう。 それが積み重なると、なんとなく体が重い、疲れが取れない、につながることもあるのですね。
「抜くか、食べるか」よりも、「朝をどう迎えるか」。 そこに、目を向けてみませんか。
漢方・食養生では、どう考える?
漢方では、胃腸のことを「脾胃(ひい)」と呼び、健康の土台と考えることがあります。
食べたものを消化し、エネルギーに変える、大切な働きの中心。 その脾胃が元気かどうかが、体全体の調子を左右すると考えられています。
そして朝は、その胃腸をやさしく目覚めさせる時間です。
寝ている人を、いきなり大声で起こすとびっくりしますよね。 冷たいものを一気に流し込むのは、それと少し似ています。
反対に、温かい白湯や汁物は、そっと肩をたたいて起こすようなもの。 胃腸が、ゆっくり動き出す準備をしてくれます。
食養生では、こんな朝を大切にします。
・温かい汁物を、一品そえる ・消化にやさしいものを、選ぶ ・温かい飲み物で、体を内側から温める ・よく噛んで、ゆっくり食べる
どれも、特別なものはいりません。 今ある食卓に、少し温かさを足すだけで十分なのです。
反対に、朝から冷たいものばかりだと、胃腸は働きが鈍りやすいとも考えられています。 まずは、温かい一杯から。 それだけでも、脾胃はほっとしてくれるはずです。
本当に大切なのは「何を食べるか」より「どう一日を始めるか」
ここが、今日いちばんお伝えしたいことです。
朝食は、栄養だけの話ではありません。
忙しい毎日の中で、ほんの5分でも、自分の体をいたわる時間を持つこと。
温かいお茶を、ひと口。 お味噌汁の湯気を、ふっと感じる。 その小さな時間が、一日の心の温度を決めていきます。
「今日も一日、よろしくね」。 そう、自分の体に声をかけるような気持ちで、朝を迎える。
体は、いつもあなたのために、休まず働いてくれています。 その体に、朝いちばんに「ありがとう」を伝えてあげる。
その積み重ねが、遠い未来のあなたの健康を、静かにつくっていきます。 派手なことは、何ひとついりません。
一杯のお茶をいれる、その数分。 窓の外の光に、ふと目をやる、その一瞬。 それは、あなたが自分を後回しにしなかった、確かな証です。
そんな朝を一日、また一日と重ねていく。 気づいたときには、心と体が、少し軽くなっているはずです。
私が、朝の時間に取り入れているもの
私自身も、朝の時間を整えるために、まず温かいお茶を飲むことを習慣にしています。
その一つとして、スリムバランス茶を朝の時間に取り入れています。
支度に追われる前に、湯気の立つ一杯を、ゆっくりひと口。 それだけで、心がすっと落ち着いていくのが分かります。
正直にお伝えすると、お茶だけで体が変わるわけではありません。
でも、一日を落ち着いて始めるきっかけには、なってくれています。 慌ただしい朝に、ひと呼吸おくための、やさしい習慣です。
何から始めたらいいか迷っているなら。 朝の一杯から始めてみるのも、ひとつの方法かもしれません。
今日からできる、3つのこと
むずかしいことは、何もいりません。
1. 朝起きたら、コップ一杯の水か白湯を飲む 眠っていた体と胃腸を、内側からそっと目覚めさせてあげましょう。
2. 温かい汁物を、一品加える パンだけで終わらせず、たんぱく質や野菜も少し意識できると理想的です。
3. 5分だけ早起きして、落ち着いて朝を過ごす その5分が、一日の生活リズムと心を、やさしく整えてくれます。
どれも、明日の朝から始められることばかりです。
おわりに
朝は、一日で最初に、自分を大切にできる時間です。
忙しいからこそ、どうか自分を、後回しにしないでください。
これまであなたは、たくさんの人のために、朝を走り抜けてきたはずです。 明日はほんの少しだけ、その朝を、自分のために使ってみませんか。
未来の健康は、遠い「いつか」からではなく、明日の朝から始まります。
温かい一杯と、ひと呼吸。 たったそれだけで、体は「大切にされている」と感じてくれます。
明日の朝が、少しだけ楽しみになりますように。
次回の「間違いだらけの健康常識⑤」も、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
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