間違いだらけの健康常識⑤
間違いだらけの夕食|「夜は食べない方が痩せる」は本当?一日の終わりに体が喜ぶ食事とは
その夕食は、誰のための我慢ですか
「今日は食べるのを、我慢しよう」。 「夜だから、ご飯は抜いておこう」。 「夕食は、サラダだけでいいや」。
一日の終わりに、そんなふうに自分に言い聞かせていませんか。
体重計の数字が気になって、つい自分の体より、数字を優先してしまう。 その気持ちは、痛いほど分かります。
一日の終わりくらい、頑張った証をご褒美にしたいのに。 それでも、罪悪感が先に立ってしまうのですよね。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
一日、精いっぱい頑張ってきた体は、本当にそれを望んでいるのでしょうか。
夕食は、我慢の時間ではありません。 一日の終わりに、頑張った自分をそっと労わる、大切な時間なのです。
今日はその話を、やさしくお伝えしていきますね。
間違い① 「夜は食べない方が健康」
「夜遅くに食べると太る」。 そんな言葉を、一度は耳にしたことがあるでしょう。
たしかに、寝る直前の食事には、少し工夫が必要な場合もあります。
でも、だからといって「夕食=悪」と決めつけてしまうのは、少しもったいないことです。
大切なのは、食べるか食べないか、ではありません。 食べる「時間」と「内容」、そして「量」のバランスです。
同じ夕食でも、遅い時間に重いものをたくさん、と、 早めの時間に温かいものを腹八分目、では、体への響き方がまるで違います。
夜ごはんを敵にする前に、その中身を、少し見直してみませんか。
間違い② 「ダイエット中は、夕食を極端に減らす」
「夜さえ我慢すれば」と、夕食をぐっと減らす。 がんばり屋さんほど、やってしまいがちですよね。
たしかに、一時的には体重が落ちることもあります。
でも、強い空腹はストレスになり、続きにくいものです。
そして、我慢した反動で、夜遅くにドカ食いしてしまうことも。 あるいは、翌日に食べ過ぎてしまうこともあります。
もちろん、感じ方には個人差があります。
ただ、「我慢の上に成り立つ夕食」は、どこかで無理がきてしまう。 それは意志の弱さではなく、体が正直に「養ってほしい」と伝えているだけなのです。
漢方・食養生では、どう考える?
漢方では、胃腸の働きをとても大切にします。
そして夜は、その胃腸も、一日の働きを終えて休みたい時間。
だからこそ、夜は消化に負担をかけすぎない食事が、勧められることがあります。
「食べない」のではなく、「体が喜ぶ食べ方」を選ぶ。 それが、無理のない食養生の考え方です。
具体的には、こんな夕食がおすすめです。
・温かい汁物を、一品そえる ・消化にやさしい食材を、選ぶ ・腹八分目を、意識する ・ゆっくり、よく噛んで食べる
温かい汁物は、冷えた体をほぐし、胃腸をそっといたわってくれます。 よく噛むことは、消化を助け、少ない量でも満足感を届けてくれます。
反対に、冷たいものや脂っこいものを夜遅くにたくさん、となると、 休みたい胃腸が、夜中まで働き続けることになってしまいます。
翌朝、なんだか胃が重い、食欲がない。 そんな朝は、前の晩の夕食からのサインかもしれません。
削ることより、いたわること。 それが、夜の体質改善の第一歩なのですね。
本当に大切なのは「何を我慢するか」ではなく「どう体をいたわるか」
ここが、今日いちばんお伝えしたいことです。
夕食は、一日の終わりに、自分へ「お疲れさま」と伝える時間です。
家族のために動きまわった一日。 仕事に追われた一日。 誰かのために、走り続けた一日。
その中で、あなたは自分自身の体に、「ありがとう」を伝えてあげましたか。
食べることは、けっして悪いことではありません。 体を大切にする食事こそが、未来のあなたの健康をつくっていきます。
数字のために、自分を責める夜を、そろそろ終わりにしませんか。
湯気の立つ一皿を前に、「今日もよく頑張ったね」と、自分にひと言。 その小さな時間が、明日のあなたを、やさしく支えてくれます。
誰かをいたわるのと同じように、自分の体も、いたわってあげていい。 むしろ、いちばん近くで頑張ってくれている体こそ、大切にしてほしいのです。
我慢して減らした夕食より、心を込めて整えた夕食のほうが、 きっと、あなたの明日を明るくしてくれます。
私が、夜の時間に取り入れているもの
私は、夕食の時間を、一日のリセット時間と考えています。
慌ただしかった一日を、そっと手放して、自分に戻る時間です。
その中で、温かいスリムバランス茶を飲みながら、今日一日を静かに振り返る時間をつくっています。
湯気を眺めながら、ゆっくりひと口。 それだけで、体の力がふっと抜けていくのが分かります。
正直にお伝えすると、お茶だけで体が変わるわけではありません。
でも、生活リズムを整え、自分をいたわる習慣のひとつになっています。 一日の終わりに、自分と向き合うための、やさしい合図のようなものです。
何から始めたらいいか迷っているなら。 夜の一杯から始めてみるのも、ひとつの方法かもしれません。
今日からできる、3つのこと
むずかしいことは、何もいりません。
1. 夕食は、腹八分目を意識する 「もう少し食べたいな」で箸を置く。それが、夜の胃腸へのやさしさです。
2. 温かい汁物を、一品加える 体を内側から温めながら、ゆっくりよく噛んでいただきましょう。
3. 食後は、温かいお茶でゆったり過ごす 寝る直前の食事は避けて、穏やかに一日を締めくくってください。
どれも、今日の夕食から始められることばかりです。
おわりに
今日の夕食は、自分を責める時間ではなく、自分をいたわる時間にしてみませんか。
未来の健康は、特別なことからではなく、毎日のなにげない夕食から育まれていきます。
あなたの体は、今日も一日、文句ひとつ言わずに頑張ってくれました。
その体に、「ありがとう」と言える夕食を、選んであげてください。
朝、自分をいたわる一杯で一日を始め、夜、自分をねぎらう一皿で一日を終える。 そんな一日を重ねていけたら、体はきっと少しずつ応えてくれます。
明日の朝、少し元気に目覚められるような夕食を、今夜は選んでみませんか。
次回の「間違いだらけの健康常識⑥」も、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
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